岸本知弘

第134号「Apple Vision Pro を体感して」

2024年8月14日
歯科に対する想いはデカく、態度もデカいが見た目もデカくなりつつある、そんな岸本知弘が身の引き締まる思いで綴る徒然。今回も最後までお付き合い頂きますよう宜しくお願い致します。
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いやぁ、すごい凄いとは思ってましたが、これほどまでとは思ってませんでした。
否、凄いとは思ってましたが、それほどまでに期待を裏切らない、期待値を超える体験でした。
みなさんご存知の通り、Apple社はコンピューターの世界をMacintosh、Macを通じて一般社会に持ち込み、iPhoneでパソコンを携帯端末にし、Apple Watchでネット環境を身につける社会を作り出しました。
私に言わせれば、Windowsはじめ多くのコンピュータ会社はアップルの追随でしかありません。
Appleはイノベーション、アップル以外はリノベーション、これは言い過ぎでしょうかね (笑)

長らく新ジャンルを出してなかったAppleから満を辞して世に送り出されたのがApple vision Proという新製品。
全くの新ジャンルの初発の製品にいきなり【Pro】とネーミングしてるあたり、今後の製品展開が気になるところです。そういう新製品発表は今まで全く無かったので。
ま、それはさて置き、OSが2.0にバージョンアップされ日本語にも対応するようになったタイミングで2024年6月28日に日本でも発売されるようになりました。
7月3日(水)に製品体験をしに聖地アップルストアへ。

何よりも、画面の世界への没入感がすごく、言い換えれば、違和感がホントに無かったです。
そのくらい、目の前のモニタの画素数が詳細でした。
全く新しい世界を構築していく際に、違和感が少ないというのはとても大事なことで、マニアな世界はマニアが勝手に世界観を広く深くしていきますが、一般社会はマニア以外の人の方が多く、その人達に受け入れられなければ価値観が世論に認知されることはありません。

iPhoneは携帯電話の世界観の中に入っていきました。
Apple Watchは腕時計の世界観の中に入っていきました。
各々、元となる世界観がすでに存在してました。
Apple vision Proは、全く新しい世界観をこの製品から作ろうとしてます。
デモ映像も、その世界観を知ってるのはAppleだけですので、魅せられた我々は、既存の価値観と比較することが全くできず、見聞きするだけでは「まぁ・・・そんな感じなんかなぁ」程度にしか感じることができません。
やはり自身で実体験するのが一番!百聞は一見にしかず!ほんとにそう!
目で見て、指先をパチパチして、多少指や腕を動かして、目の前全てがデスクトップ画面のようなものなので、ちょっと置いておきたい画面は頭の真上に置くことも出来ます (笑)
360度のパノラマ画像を全天球サイズで見てしまったら、自分が「ほんとにその場に居る」って思ってしまいますよね。
目の前の見える世界に、世界を切り取る枠や線が全く無い、そんな世界は今まで誰も経験したことが無いですよね。
現時点に於いて、Appleが作り出したリアルなバーチャルな世界(表現が微妙・・・)は実像と虚像の境界線がかなり不透明なために、時に危険な場合もあると感じました。
例えば、眼前の映像がすべて置き換えられるために、映像としては消えてしまった机の角に体をぶつけてしまう、という経験をしました。加減無くぶつかるのでかなり痛かったです。
ですがまぁ、これからはそういう世界が「当たり前」になっていくんでしょうね。
コンピュータの次の世界観を体感出来ました。戸惑いは全くと言っていいほど無いです。
ワクワクします。10歳くらい若返った気がします(笑)

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